By KMedTrip editorial · Updated · Written with AI assistance · Reviewed by KMedTrip native-speaker review team
この記事は一般的な情報であり、医療上の助言ではありません。KMedTripは、韓国政府に登録された外国人患者誘致業者が運営しています。特定の病院・クリニックの推薦や順位付けはせず、病院から報酬も受け取りません。
韓国旅行にあわせて、健康診断(韓国語で건강검진、コンガンコムジン)を受ける人がいます。健康診断は、元気なうちに検査をして、病気を早く見つけるためのもので、日本でいう人間ドックに近いものです。数時間で終わるものも、CTや内視鏡(カメラの検査)をふくめてほぼ1日かかるものもあります。
この記事では、次のことを説明します。
日本の人間ドックも、ふつうは健康保険がきかない自費の検査で、韓国の自費の健康診断と考え方はよく似ています。くらべるときは、次の点を見ましょう。
| くらべる点 | 確認すること |
|---|---|
| 検査の中身 | 同じ「基本コース」でも、ふくまれる検査は施設ごとにちがいます。項目を1つずつくらべます。 |
| 言葉 | 当日の案内や結果説明が日本語・英語でできるか。通訳は別料金のことがあります。 |
| 結果の受け取り | 結果がいつ、どの言葉で届くか。日本の医師に見せられる形か。 |
| 追加の検査 | 異常が見つかったとき、どこで、いくらで追加の検査をするか。日本で受けるか韓国で受けるか。 |
| 移動と日程 | 絶食・下剤・鎮静があるので、旅行の日程に余裕が必要です。 |
| 費用の補助 | 日本の健康保険組合や勤務先の補助は、海外の健康診断に使えないことが多いです。加入先に確認しましょう。 |
医療費控除について: 日本の国税庁は、健康診断の費用は原則として医療費控除の対象にならないとしています(国税庁 タックスアンサー1122、2026年10月閲覧)。

図1. 韓国の健康診断の3つのレベル。①国の検診(韓国の国民健康保険の加入者向け)。②自費の基本健診(数時間のことが多い)。③自費の総合健診(ほぼ1日のことが多い)。④パッケージに追加できる検査。
主に3つのレベルがあります。
| 種類 | 受けられる人 | かかる時間 | 払う人 |
|---|---|---|---|
| 国の検診 | 韓国の国民健康保険の加入者 | いろいろ | 主に韓国の国民健康保険公団(NHIS) |
| 自費の基本健診 | 旅行者をふくめだれでも | 数時間のことが多い | 自分 |
| 自費の総合健診 | 旅行者をふくめだれでも | ほぼ1日のことが多い | 自分 |
韓国の国民健康保険公団(NHIS、公的な健康保険の運営機関)は、加入者向けに2つの検診を行っています。
費用はNHISによると次のとおりです(英語サイト、2026年10月閲覧)。
韓国の国民健康保険に加入している外国人住民は、対象になることがあります。短期の旅行者は、ふつう対象外です。くわしくはNHISの「Guidance for foreigners」をご覧ください。
数時間で終わる短いパッケージです。ふつう次のような検査が中心です。
国の一般健康診断とほぼ同じ内容です。
ほぼ1日かかる長いパッケージで、画像検査(体の中を撮影する検査)や処置が加わります。よく追加される検査は次のとおりです。
「心臓」「女性の健康」など、テーマ別のパッケージもあります。
多くの施設では、パッケージに検査を1つずつ追加できます。たとえば、体の一部のMRI(磁石を使った撮影)です。追加するごとに料金は上がります。追加の準備が必要な検査もあります。

図2. 韓国の国のがん検診:対象と間隔。①胃:40歳以上、2年ごと。②乳房:40歳以上の女性、2年ごと。③大腸:50歳以上、毎年。④子宮頸部:20歳以上の女性、2年ごと。⑤肝臓:40歳以上の高リスクの人、6か月ごと。⑥肺:54〜74歳の重い喫煙歴のある人、2年ごと。
国の検診を見ると、「標準的な」検査のセットがわかります。自費のパッケージも、ふつうはこのリストをもとにしています。
NHISによると(2026年10月閲覧)、ふつう次の内容です。
がんごとに対象年齢が決まっています(NHIS英語サイト、韓国国立がんセンター、2026年10月閲覧)。
| がん | 対象 | 間隔 |
|---|---|---|
| 胃 | 40歳以上 | 2年ごと |
| 乳房 | 40歳以上の女性 | 2年ごと |
| 大腸 | 50歳以上 | 毎年 |
| 子宮頸部 | 20歳以上の女性 | 2年ごと |
| 肝臓 | 40歳以上の高リスクの人 | 6か月ごと |
| 肺 | 54〜74歳の重い喫煙歴のある人 | 2年ごと(低線量CT) |
「重い喫煙歴」とは、長いあいだ多くのたばこを吸ってきたことを指します。韓国国立がんセンターは、30「パック・イヤー」以上としています。パック・イヤーは、1日に吸う箱の数×吸った年数です。たとえば、1日1箱を30年なら30パック・イヤーです。
日本の検診と、対象年齢や間隔がちがう項目もあります。日本の自治体や職場の検診をすでに受けている人は、何が重なるかを確認しましょう。
自費の総合健診は、ふつう上の項目に、画像検査や内視鏡を加えたものです。パッケージの中身は必ず確認しましょう。同じ名前でも、中身が大きくちがうことがあります。

図3. 健康診断の料金を変える主なもの。①画像検査(CT・MRI)。②内視鏡と鎮静。③専門医の相談。④言葉のサポート。⑤結果の受け取り。⑥追加の検査。
韓国政府は、多くの「非給付」の項目の料金を公開しています。「非給付」とは、韓国の国民健康保険がきかず、患者が全額払う診療のことです。公開しているのは、HIRA(健康保険審査評価院、医療費を審査する機関)です。
保健福祉部は、2026年9月3日に2026年の非給付料金の公開結果を発表しました。753項目、約7万4千の医療機関が対象です。同じ項目でも、医療機関によって料金の差が大きいことがわかっています(保健福祉部、2026年9月3日)。そのため、この記事では金額を示しません(公的データの見方は美容皮膚科の料金の記事を参照)。

図4. 健康診断の準備。①少なくとも前日までに到着する。②前の晩から絶食(水だけ)。③大腸内視鏡があれば腸の準備(下剤)。④飲んでいる薬を施設に伝える。⑤鎮静のあとは休み、その日は飛行機に乗らない。
施設からもらう指示に正確に従ってください。下の手順は一般的なものです。
飲んでいる薬をすべて、前もって施設に伝えます。とくに大切なのは次の薬です。
医師の指示なしに、薬をやめないでください。
腸の準備とは、カメラがよく見えるように腸を空にすることです。NHSの案内では、次のような流れです(2026年10月閲覧)。
その夜はトイレの近くで過ごせるようにしましょう。前の日にホテルを移動したり、遅い便で到着したりするのは避けたほうが安心です。日数や飲み方は施設によってちがいます。
多くの健康診断では、前の晩から食べないよう言われます。検査までは水だけのことが多いです。NHSは、胃カメラの前は少なくとも6時間食べないこと、水は少しなら飲めることを案内しています(2026年10月閲覧)。正確な時間は施設の指示に従ってください。
最後に、外国人患者を受け入れる登録をした医療機関を選びましょう。
旅行者でも韓国の国の検診を受けられますか? ふつうは受けられません。国の検診は、韓国の国民健康保険の加入者向けです(NHIS、2026年10月閲覧)。短期の旅行者は、自費の健康診断を予約して自分で払います。
日本の人間ドックとどうちがいますか? どちらも自費が基本で、考え方は似ています。施設ごとに検査の中身、言葉の対応、結果の受け取り方がちがうので、項目ごとにくらべましょう。
料金はいくらですか? 自費のパッケージに国が決めた料金はありません。同じ項目でも医療機関によって料金がちがいます(保健福祉部、2026年9月3日)。検査ごとの見積もりを書面でもらいましょう。
検査の前に食べてもいいですか? 多くの健康診断では、前の晩から絶食で、水だけです。施設の指示に正確に従ってください。
健診の日にそのまま日本に帰れますか? 鎮静を受けた場合は、避けてください。その日は休み、翌日以降の便にしましょう。
結果は日本語でもらえますか? 施設によります。日本語や英語の報告書は、時間や料金が追加になることがあります。予約の前に聞きましょう。
旅行の計画にお困りなら、コーディネーターに相談できます。